Patch Media、Criteo のハッシュ化されたメールソリューションを活用してログイン済みトラフィックの価値を最大化

+52%
アドレサブル・インベントリの CPM 増加率
+37%
アドレサブルになったリクエストの増加率
85%
Criteo デマンド全体でのユーザー一致率
課題

クッキー廃止後の世界に備える

Patch Media は地域密着型のウェブサイトのネットワークを運営し、アメリカ全土の1,200以上の町で地域のニュースを届けています。受賞歴もある同社のジャーナリズムは人気を博し、毎月300万人以上がサイトを訪れ、ユーザーログイン率は驚異の41%。ローカルニュースと言えば Patch Media という確固たる地位を確立しています。

地域に密着したニュースや情報でコミュニティを強化するというコミットメントを貫く Patch Media は、とりわけ他の識別子が動作しない場でもアドレサビリティを維持するため、持続可能なアドレサビリティ・ソリューションのテストと、その規模の拡大を試みていました。同社の目標は、サードパーティ・クッキー廃止後の環境においても広告パートナーのパフォーマンスと ROI を維持しながら、自社のプラットフォーム全体での広告の質と関連性を維持することでした。同社はまた、クッキーのない環境による CPM の減少を回復したいと考えていました。

解決策

広告費の拡大に成功

業界全体が代替 ID とアドレサビリティ・ソリューションの大規模な統合を推進する中、Patch Media は、サードパーティ・クッキー廃止後に広告主のパフォーマンス課題を解決するための、ログイン済みサイト戦略を活用した補完的なアプローチを必要としていました。

同社は Criteo のハッシュ化されたメール(HEM)ID ソリューションを活用して、入札プロセスにおいて HEM の共有を開始。これにより18,000社を超える Criteo の広告主にターゲティング可能なオーディエンスを提供し、広告主は数十億ドルにおよぶ Criteo プレミアム・デマンド・パートナーの年間広告支出にアクセスできるようになりました。入札リクエストの1%から開始した同社はトラフィックの100%まで迅速にスケールを拡大し、クッキーが失われた環境で CPM を回復することに成功しました(Firefox と Safari のインベントリ全体で CPM 25%増)。

Patch Media はサードパーティ・クッキーの廃止をただ待つのではなく、Criteoのハッシュ化されたメール ID ソリューションを導入することで、今後に備えながらも、現在の広告支出を最大化できると結論付けました。

成果

持続可能なターゲティングで増分収益の創出

平均一致率が35~55%の他のハッシュ化されたメールアドレスや代替 ID ソリューションと比べ、Criteo の HEM ソリューションは、Criteo の買い手側パートナー全体で85%の一致率を誇ります。これにより、Patch Media は Criteo と HEM を共有している数千の広告主と従来のオーディエンスを安全に接続することができました。

結果として、Criteo のハッシュ化されたメールソリューションにより、Firefox や Safari を利用している未知のユーザーを HEM ベースのマッチングを介してターゲティング可能にすることで、全体の CPM が52%増加 し、さらに追加でターゲティング可能になったリクエスト数が37%増加しました。